「普通のサンドウィッチじゃ面白くない！おいしいパンを焼いて提供したい！！」

これが、のちの”RIB & BAGUETTE”誕生のはじまりでした。

そもそもRIB & BAGUETTEはホテルの1階に併設するカフェ。ホテルで朝食を食べに1階に下りると焼き立てのパンの香りが広がっている、そんな朝のイメージです。

ただ、普通のサンドウィッチじゃ物足りない。何か新しいものを探していた時にふと浮かんできたのは、映画「シェフ」でした。

もともとフレンチの料理人だった主人公がキッチンカーに乗って「キューバサンド」を販売して成功を収めるサクセスストーリー。

このなんとも美味しそうなキューバサンドのビジュアルに魅かれたのです。

しかも、そのままのキューバサンドではなく、少しオリジナリティを加えた自分たちだけのプレスサンドを目指し、開発を進めました。

ここで、そもそも「キューバサンド」とは何？と思いますよね。

キューバンブレッドというパンにハムやチーズ、ピクルスなどを挟んでプレスしたサンドウィッチ。ジューシーな具材ともちもちのパン、そしてバターを塗ることでカリカリに焼きあがったパンの表面。異なる3つの食感が味わえるのがキューバサンドの魅力でもあります。

話は戻って、このキューバサンドに、いかにオリジナリティを加えるか・・・。

「パンを焼いて提供したい」というところからはじまったR&B。自家製のバゲットはもちろん具材も”自家製”にこだわってはどうか。

まず最初に目を付けたのが、サンドウィッチの具材として存在感のある、肉を使ったリブサンド。

そう、この開発初期の段階で産まれたアイデアが、そのまま「RIB & BAGUETTE」という店名になったのです。

自家製の肉メニューとしては、ローストビーフ、リブコンビーフ、リブローストポーク、ベーコンの4種類。どれもこだわりの逸品です。

そのこだわりの内容はというと・・・

ローストビーフはサーロインの部位を5時間ほど低温でじっくり焼き上げています。

リブコンビーフはその名前のとおり、希少部位のリブショートを使い、野菜や香草などとともに6時間ほどじっくり煮込んでいます。

ローストポークは骨付きのバックリブをスープでじっくりと煮ることで、骨から出るダシも加わり奥深い味わいになります。

ベーコンは豚バラ肉を厚さにより2日～5日間も塩漬けにし、さくらのチップで2時間ほど燻製にしています。

どれも手間ひまをかけて作られているんです。